情報処理技術者試験 「システムアーキテクト」の午前2対策
第2回データベース編です。
対象読者
- システムアーキテクトの受験レベルの知識を整理したい人
- 応用情報技術者試験合格レベルの知識がある人
第1回目をご覧になっていない方はそちらも併せてご覧ください。

データベース方式と設計
E-Rモデル
E-R図:現実世界で扱う情報を抽象化して、
エンティティ(実態)とリレーションシップ(関連)を
用いて表現した図
候補キー
候補キー:行を1つに特定できる極小の属性または属性の組のこと
クラス図
クラス図:クラス、関連、多重度などでデータモデルを表現するUML
多重度:関係に対して、それぞれのクラスにどれだけインスタンスがあるのか示す
関数従属性と正規化
関数従属性
Aの値が決まればBの値も決まる A→B
完全関数従属性 | 候補キーの一部に関数従属が存在しないこと |
部分関数従属性 | 候補キーの一部に関数従属が存在すること |
推移的関数従属性 | X→YとY→ZのときのX→Zの関係のこと |
正規化
データの重複を排除して関連性の強いデータを表にまとめる
データ矛盾の発生を抑制し、効率なデータアクセスを可能にする
第3正規形が使われることが多く、第4,5正規形、ボイスコッド正規形などは使用頻度は低い
第1正規形 | 繰り返しがなく、どの属性も1つだけ値を持つ |
第2正規形 | 非キー属性が主キーに完全関数従属する 部分関数従属を排除する |
第3正規形 | 推移的関数従属を排除する |
データベースの運用
障害対策が求められる
- ロールバック
- トランザクション障害の場合に実行
- 更新前ログを用いてトランザクション開始前の状態に戻す
- ロールフォワード
- 媒体障害の場合に実行
- 更新後ログを用いて障害直前の状態に戻す
関連情報
システムアーキテクト おすすめ参考書
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